2019年03月22日
胃にやさしい公孫(こうそん)【日々のツボ SP4】
_ 足の太陰脾経
胃と頭にやさしい貴公子のツボ公孫
公孫は脾と胃を取り持ち、胃のむかつきや吐き気と同時に頭の症状を癒すツボです。
昔の中国では貴族の子を公子、孫を公孫と呼んで、孫を分岐する枝になぞらえて表の胃と裏の脾を取り持つことから、公孫名付けられました。
公孫は脾の昇清作用と胃の降濁作用に関連するツボで、これは脾経の絡穴の由縁です。
脾の昇清作用は、脾でつくられた水穀(飲食物)の精緻といわれる栄養物質を心や肺、顔や脳などの上部に昇らせ巡らせる働きのことで、上手く機能しないとめまいやふらつき、精神不安など頭の症状があらわれます。
胃の降濁作用は、胃で消化された食物を下部の小腸や大腸に下降させて消化吸収をすすませて排泄を促す機能です。降濁作用が機能しなければ、胃もたれや吐き気嘔吐などの症状が現れます。
公孫の主治
胃痛 腹部膨満 下痢 腹鳴 精神安定
公孫の場所
太白から第一中足骨の内側縁に沿って足の後ろ方向になででいくと
骨にあたって指が止まるところ。※赤白肉際上
赤白肉際…足裏側の赤いお肉と足の甲側の白いお肉の境目
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