2019年02月18日
慢性膝関節痛にはお灸が効果的 はり灸処まんねん堂の日々のツボ
_ 日々のツボ 症状まとめ
最近、週刊誌に取り上げられたこともあり、ピンとくる方も多いかと思いますが、皮下組織で「ヒストトキシン」という異種タンパク質が生成されると、疼痛軽減に効果があるとのことです。ヒストトキシンはお灸等の温熱刺激で生成されます。
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異種タンパクが血流に乗って全身をくまなく巡り免疫系を活性化させると、免疫担当の白血球が増えます。このためリンパ球(白血球)の作用が活発になって痛み物質の体外への排泄が促されて痛みが軽減するとのこと。(痛みの軽減レベルには個人差もあります。)
当院で3年間膝関節症の治療を受けている方で、治療開始から半年~1年程は、水が溜まりやすく整形外科で水抜き処置を受けられたり、痛み止めにヒアルロン酸注射を受けられたりして遣り過ごされていましたが、お灸治療を開始して1年を過ぎた頃から、水が溜らなくなった、ヒアルロン酸注射を受けるほどではなくなった、といった報告を受けるようになりました。
現在も、膝痛は一進一退を繰り返すものの継続的にお灸治療を受けながら、症状は回復基調の緩やかなカーブを描いているように見受けられます。
変形性膝関節症の治癒には時間がかかるため、どうしても患者さんの根気強さが必要となります。
お灸による温熱効果もあり、施術後は皆さん楽になるようですが、やがて元に戻る。その繰り返しで一年が過ぎやがて水が溜まらなくなり、ヒアルロン酸注射も不要となり、少しずつ治癒に近づいて行くのです。
膝痛のツボ
膝痛のある4か所(あるいは6か所)のツボに継続的にお灸をすると徐々に水が溜りにくくなります。
お灸により血流が良くなり関節滑膜の水分保持力がアップするものと思われます。
加齢により軟骨がすり減ってもこれは元に戻りません。軟骨には血管も神経も通っていないため、お灸により膝周辺の筋肉や靱帯を活性化させる以外にないのです。
①梁丘(りょうきゅう) ②血海(けっかい) ・・・大腿四頭筋強化
③膝傍(しつぼう)外側側副靱帯、腸脛靱帯上のツボ・・・膝関節側面サポート
④曲泉(きょくせん)内側側副靱帯上のツボ・・・膝関節側面サポート
⑤外膝眼(がいしつがん)⑥内膝眼(ないしつがん)・・・膝蓋骨周辺の筋腱強化
カイロを使って面で温めてもよいでしょう。
【JR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分】はり灸処まんねん堂
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