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2020年02月10日

貧血とお灸

メディカルハーブ・薬膳・解剖生理・分子栄養学など



毎月生理のある女性は定期的に血液を失うため鉄欠乏貧血に陥りやすいのですが、自身の貧血に無自覚の方も多いのではないでしょうか。

鉄欠乏性貧血の症状は、多彩です。

・皮膚や粘膜が弱い
・頭痛 めまい 耳鳴り 集中力がない 不眠
・肩こり 腰痛
・食欲不振 吐き気 便秘 下痢 腹部不快感
・動悸 頻脈 息切れ
・朝が弱い
・情緒不安定
・風邪を引きやすい
・口の周りに吹き出物ができやすい
・爪の異常 喉の異常 舌の異常
・甘いものへの異常な執着

あなたの不調はもしかしたら貧血から来ているのかもしれません。

鉄の働きの一つは、神経伝達物質生成への関与です。
タンパク質が胃酸で分解されてアミノ酸になり、アミノ酸が神経伝達物質のセロトニンやドーパミンに生成される過程で、鉄が必要不可欠です。
セロトニンは幸福感、ドーパミンはやる気や元気を司っている神経伝達物質で、鉄が不足すると、落ち込みやすくなったりやる気がなくって鬱っぽくなるのは、これらの神経伝達物資が足りなくなるからです。

タンパク質 → 胃酸で分解 → アミノ酸
アミノ酸:L-トリプトファン + ・葉酸・ビタミンB6 → セロトニン
アミノ酸:L-フェニルアラニン + ・ビタミンB6 → ドーパミン

思い当たる症状があれば、鉄サプリを摂取してもいいですが、この場合、ヘム鉄サプリがいいようです。
ヘム鉄と非ヘム鉄では腸管からの吸収率が断然違います。ヘム鉄 10~30% 非ヘム鉄 5%以下
吸収されない鉄は活性酸素発生源になるため美容の大敵になります。(ちなみに病院で処方される鉄剤は非ヘム鉄サプリが多い)
食べ物ではヘム鉄は赤身のお肉、レバーに、非ヘム鉄はひじきやホウレン草などに含まれます。
貧血になりやすい女性は吸収のよいヘム鉄をお肉から摂取するのがいいようです。
お肉が苦手な方も天然の薬と思って摂取することをおすすめします。

また、鉄はタンパク質と結合して安定化するため、タンパク質と結合していない不安定な鉄にも要注意です。こういった不安定な鉄は活性酸素の発生源となり、細胞の老化を促進します。特にヘム鉄サプリを摂取するときは良質なたんぱく質と一緒に摂取するのが良いでしょう。さらに抗酸化物質であるビタミンCやEと一緒に摂取すると安心です。

鉄の吸収促進因子
ビタミンC、アミノ酸、有機酸、胆汁、胃酸

鉄の吸収阻害因子
フィチン酸、リン酸、シュウ酸、食物繊維、乳製品、牛乳、お茶、コーヒー

玄米は便通には最高の食材ですが、フィチン酸は発芽しない玄米の外皮に含まれるため、発芽させてから炊飯するといいでしょう。強炭酸水に含まれるリン酸も要注意です。

鉄欠乏性貧血の人が甘いものがやめられない理由とは?

ミトコンドリア内でのエネルギー産生に鉄が関与しています。鉄が不足するとエネルギー生成の場所あるミトコンドリア内にあるクエン酸回路や電子伝達系が機能しなくなるためミトコンドリア外の細胞内解糖系だけでエネルギー生成をまかなおうとするためです。

鉄欠乏のない状態では通常、ミトコンドリア内では1分子のグルコース(糖)から36ATPエネルギーが生成されるのに対して、解糖系で生成されるATPはわずか2ATP。

このエネルギー効率のわるい解糖系で必要量のエネルギー(ATP)生成を賄おうとするため通常より19倍もの糖が必要になるわけです。結果として、甘いものへの欲求が抑えられなくなるのです。

お灸は貧血を防ぐ強い味方です。原料である蓬(よもぎ)の効用と合わせて、強心作用(心拍出量の増加)、増血作用、止血作用、の3つ作用が証明されており、鍼灸師養成学校の教科書にも載っているほどです。

原料のヨモギは春になるとそのへんにいくらでも生えてくる雑草なので、血液に及ぼすお灸の作用はまさに自然の恵みです。貧血対策に、食事と合わせてお灸をセルフケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?

貧血対策におすすめのツボ
・三陰交
・血海

セルフケア方法
・台座灸
・点灸

お灸イメージはこちらから☞https://mannendou.jp/2020/10/16/

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