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2020年11月29日

月経を整えるメディカルハーブ

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こんにちは!はり灸処まんねん堂です。

今回は女性の生理を整えるハーブについていくつか紹介します。
生理を整える、と一口でいっても内容は様々です。
生理不順を筆頭に、生理痛、PMS、過多月経、過少月経、無月経等多岐に渡ります。化学的に証明された処方もあれば、昔ながらの民間療法の経験則に従って綿々と続いてきた処方もあります。昔ながらの経験則が、現代の化学技術により活性成分が確認されたものもあります。

生理痛や生理不順などを改善して生理を整える代表的なハーブはラズベリーリーフ、チェストベリー、サフラン、アンゼリカ、サフラワーです。





ラズベリーリーフ





ラズベリーリーフの主な作用は収れん作用と鎮痙作用です。ラズベリーリーフ特有の痙攣を抑える鎮痙作用は、生理痛や生理前症候群(PMS)の緩和や子宮の筋肉に働きかけて安産に導く効果が有名です。現にヨーロッパでは出産前に飲むハーブティーとして二千年以上前から利用されてきました。また、産後の母体の回復の助けにもなります。現在でもヨーロッパでは助産師が出産準備に用いるハーブとして使われています。その他に、収れん性に富むラズベリーの葉は下痢や赤痢、扁桃炎、風邪、インフルエンザなどに用いられます。なお、お産に効く特定された成分は現在のところ発見されていません。





チェストベリー





2000年前から利用されてきたチェストベリーには女性のホルモンバランスを調整する作用があり、生理痛、生理不順、PMS、更年期の不定愁訴の緩和に用いられてきました。
最近の研究により、黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促進する一方、卵胞刺激ホルモン(FSH)を抑制する作用があることが確認されています。現にドイツでは黄体機能不全の治療に用いられています。このハーブはブラックコホシュやレッドクローバーのようなフィトエストロジェンではなくて、ホルモン分泌機能を調節する作用のため、ホルモン変動が穏やかで安全性の高いハーブです。


出典: https://www.kampo-view.com/





サフラン





パエリアやブイヤベースに不可欠のスパイスハーブとして知られるサフランは、メディカルハーブとしては、鎮痛、鎮痙、通経作用を持つことから生理痛やPMSの緩和、冷え性に用いられます。日本でも古くから「血の道症」の家庭薬の原料として用いられてきた歴史があり、日本薬局方にも婦人薬として記載されています。最近では、BDNF(脳由来神経栄養因子)を活性化する作用があることが研究により明らかになり認知症予防やうつ改善への適応が期待されています。






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