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2019年06月11日

女性の生理を整える仙骨のツボ 【日々のツボ BL31~BL34】

_ 足の太陽膀胱経


自律神経系と仙骨

自律神経系は、活発に活動しているときに働く交感神経とリラックスしている時に働く副交感神経がバランスをとりながら人体の機能を調整する仕組みです。

交感神経と副交感神経は脊椎にあり、それぞれ存在する場所が決まっています。
交感神経は頸から腰、副交感神経は頭と仙骨に存在します。

何かと忙しい現代人は交感神経が優位になりがちです。ストレス等により交感神経が過度に優勢になると不眠や肩こり腰痛、胃腸の不調など様々な問題が起こります。そのような時は、工夫して副交感神経が働くようにすると自律神経のバランスが保たれ症状が緩和します。

副交感神経の特徴的な働き
「血流をゆるやかにする」
「ホルモンの分泌や流れを良くする」

交感神経過緊張の主な症状
生理痛、生理不順、腰痛、頭痛、肩こり、不眠、冷え症、
慢性疲労、胃腸不調、更年期障害、しびれ、食欲不振

好きな音楽を聴く、心地よい香りにつつまれる、ペットと戯れるなど、リラックスする方法は様々です。副交感神経支配の頭と仙骨を温めると副交感神経が半強制的に活発になるため、副交感神経を活発にするインスタントな方法としておススメです。仙骨を温めると眠くなりますが、これは副交感神経が活発になるからです。仙骨を温めることにより交感神経過緊張が緩和され、血流とホルモンバランスの乱れを起因とする諸症状の改善が期待されます。

仙骨ってどんな骨?
仙骨は、腰椎と尾底骨の間にある逆三角形の骨です。4対の穴(後仙骨孔) があり、この穴から神経(仙骨神経後枝)が外側に向かって走行しています。仙骨孔をツボ押しすると気持ちがいいのは神経の反応によるものです。

仙骨のツボの場所
後仙骨孔のS1~S4神経根の仙骨孔がツボの場所です。8つのツボは8つの仙骨孔に対応しているため、まとめて八髎穴(はちりょうけつ)と呼んでいます。

上髎(じょうりょう)
場所 第一後仙骨孔(S1)

次髎(じりょう)
場所 第二後仙骨孔(S2)

中髎(ちゅうりょう)
場所 第三後仙骨孔(S3)

下髎(げりょう)
場所 第四後仙骨孔(S4)



当院の「全身お灸」施術では仙骨に棒灸をじっくり施術することを特徴としていますが、簡単にできるセルフケア方法としては、ホッカイロや湯たんぽ、あずきのちからなど温めグッズを使って面で温める方法を特におススメします。

八髎穴 共通の主治
生理不順 腰痛 排尿困難 便秘

鍼灸治療での仙骨の八髎穴は女性の疾患や不妊治療、泌尿器系に欠かせないものになっています。生理痛や生理不順などの月経トラブル、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系症状、膀胱炎などの泌尿器系トラブルの緩和には八髎穴のお灸がよく効きます。

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